R:intellim

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LGBT研修について

本年度、インテリムでは「強育~Hub of Excellence~」をコーポレートメッセージに掲げ知識・スキルの習得はもちろん「心」の教育も重視してきました。

その一つとして、社員全員に向けられたLGBT研修があります。
何かと話題になることの多いテーマですが、今回の研修開催に至った経緯をお伝えします。

当日 熱心に耳を傾ける社員たちの様子

インテリムが考えるDiversity

かつて当社社長の浮田はDiversityについてこのように語ったことがありました。

「当社では毎月、20代前半から上は60歳以上まで幅広い年齢層の方が入社していますが、性別、年齢、国籍など人員構成の偏りなどに対する調整は一切していません。
大切なことは、採用する人材の潜在能力を見極めること、採用した一人ひとりの潜在能力を活かして発揮できる場を提供すること、そして多様な働き方の選択肢を広げ柔軟に対応することであると考えています。」

(2018.05.11 R:intellim インテリムにおけるDiversity より抜粋)

その言葉の通り、インテリムのオフィス内には様々な言語が飛び交い、老若男女問わず仕事に励む姿が見られます。
メディアではLGBTに関して、社内規定や人事制度の改定、トイレや休憩室の設置などハード面での企業の取り組みが扱われることがありますが、インテリムではまず、見えない心の壁を取り除くことがスタートと考えました。

一人一人が持つ“普通” の幅を広げる、普通のことと受け入れたなら、特別な対応は必要ない

認め合う組織となるために、“自分は” どんな態度、行動をとることが求められているのか社員全員が研修を受け、新たな気づきを得ることができました。

講師をつとめてくださった先生


グラデーション代表
藤原 加代 先生

専門分野/ Area of Specialization:ダイバーシティとインクルージョン(多様性を包括する組織づくり)
・LGBT研修/ 女性活躍研修/ 異文化コミュニケーション研修/ 多様性を包括する組織づくりのためのコンサルテーション(制度や仕組みづくり)など

研修、およびワークショップ実績/ Related Experiences:内閣府次世代グローバル・リーダー育成事業:「ダイバーシティの推進とインクルーシブ社会の実現」コース担当。 2017年9月には、皇太子殿下ご夫妻をお迎えしての国際青年交流会議のファシリテーションを任される。その他、大学関係、民間企業や医療従事者向けにLGBT研修をはじめ、各種研修・ワークショップを実施

受講後の感想

講師の藤原氏が大変フレンドリーだったため、中には直接メールを送り、感想を伝えた社員もいたようです。

下記は初めてこうした研修を受講した社員たちのリアルな感想です。

「もともと偏見はなかったけれど、自分が生まれてきたかった性別と、実際の性別が違う人の苦しみが少しわかった。
心の性別に応じた扱いが受けられる社会になるとよいと思う。
知らないことがたくさんあったので、この研修を受けられて本当に良かった」
新卒社員
「“LGBT”という言葉はこれまでメディア等を通じて聞いたことはありましたが、具体的な内容については理解しておらず、今回の研修を通して理解を深めることができました。また13人に1人の割合でLGBTの方がいらっしゃるとのことですので、これから一層ダイバーシティの考えが重要になるのだなと感じました。」
入社3年目社員
「実際に自分が打ち明けられたときの対応など、内容が非常に具体的でためになりました。」
PM
「前提として、これまで幾度とLGBTを含むDiversity研修は受けてきておりますが、今回の研修での大きな気付きとしては、LGBTに関してもこの4つでは切り分けられないということがあります。
つまりは、身体的な性、心の性、性の指向の掛け算であり、我々が想定できる範囲を超えているということです。そもそも、こういったことを気にする必要はビジネス上ないはずのことですが、自身の限界という観点も含め、改めて気にする必要がないのだなと認識するに至りました。」
部門長
「アジアを代表するグローバル創薬開発パートナーになる」ために
今後もインテリムは心・技・体、すべてにおいて卓越した人財を目指し学び続けます。

2018年10月10日