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プロジェクトマネジメント

沖縄の海

インテリムでは様々な特殊スキルを持つ人財が活躍していますが、今回はそのうちの一人プロジェクトマネジメント講師を務めるO氏をご紹介します。

プロジェクトマネジメントという言葉は一般的にIT業界でよく使われるイメージがあるかもしれません。
しかし現在は患者さんの治療や、医療の質、安全、効率を向上させることに関しても、プロジェクトマネジメントのメソッドが取り入れられています。

医療プロジェクトにおいては、その成否が健康や命にかかわることから、特にマネジメントの重要性が求められる分野となっています。

写真は日本CRO協会主催の第2回プロジェクトマネジメントセミナーにての一コマですが、大勢の参加者が熱心に耳を傾ける1日となったそうです。

ちなみにO氏は下記共著も手掛けています。
医療プロジェクトマネジメント~医療を変える国際標準マネジメント手法~ 
(2014年共著、篠原出版新社)
教育プロジェクトマネジメント~教育を変える国際標準マネジメント手法~ 
(2017年共著、大学教育出版)

O氏によるとプロジェクトマネジメントの極意とはKKDではダメ!ということ。
さてここで問題です。

KKDとは何を意味するでしょうか?

正解は勘・経験・度胸 でした。

こうした事柄はイメージでは伝えられても、言葉で表すことは難しく、他者と共有することはできません。

プロジェクトマネジメントにおいては、文章や図表、数字により、状況やリスク、問題を顕在化させ、業務を共有・標準化させていくことが要となってきます。

例えば何か問題が起こった際、“今までの経験からいって多分これが原因だろう”と決めてかかるのではなく、

真の原因を確かめるためにFish Bone Diagramというツールを用います。

魚の骨・・・?

特性要因図(Fish Bone Diagram)とは~

①まず最初に今目の前にある問題を背骨として表します。
①まず最初に今目の前にある問題を背骨として表します。


②次にすぐ思いつく原因を大骨として表します。
②次にすぐ思いつく原因を大骨として表します。


③さらに大骨の問題の原因としてあげられる要素に分けていきます。
③さらに大骨の問題の原因としてあげられる要素に分けていきます。

魚の骨になんとなく形が
似ていませんか?

こうして課題を洗い出し視覚化することで、先入観を排除し問題意識を共有することができます。
さらに問題の背後にある人、資料、方法、システム等についても考察を重ねることで、問題解決の方法やノウハウを蓄積していくことにより、プロジェクトの品質向上に資することになります。

プロジェクトマネジメントという固い言葉ではありますが、日頃の業務においても応用できるポイントがたくさんあるようです。

今回はO氏にご協力いただきましたが、インテリムにはこうしたスペシャリストたちが沢山在籍しており、社内育成に携わっています。

インテリムの研修や教育プログラムにご興味をお持ちの方はぜひ、人財開発部門へお問い合わせください。

2019年2月14日