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第3回 インテリムオンコロジーセミナーを開催致しました

数多くあるアンメット・メディカル・ニーズの中でも最も需要が高く早期の開発が望まれている癌。 私たち医薬品開発に携わる者は、常に最新の情報と知識を習得し、創薬・治療に取り組むことが求められます。 インテリム・オンコロジーセミナーは、癌治療の最前線で活躍されている先生から、臨床症例に基づいた具体例を交えたお話しを伺い、オンコロジー領域における知識の向上を目的に開催しております。

第3回目となる今回は、国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 血液内科 部長 伊豆津 宏二 先生に「造血器腫瘍治療の最前線」をテーマにお話し頂きました。(3/11実施)

参加者は、当初予定していた人数を上回り、39名の方にお申込みを頂きました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございます。

伊豆津 宏二 先生

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
血液内科 部長
東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科、NTT東日本関東病院血液内科を経て、2010年4月より虎の門病院血液内科勤務。血液疾患の中でもリンパ腫、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病などのリンパ系腫瘍に対する診療に従事されている。

  • セミナーにご参加された方々は、どのような職業の方が多かったのでしょうか?
  • 製薬メーカーの臨床開発部門、MA部門、コールセンター部門、CROに勤務されている方マスコミ関係の方など様々な立場で、医療やオンコロジーに携わっている方々にご参加頂きました。
  • 参加者の方々は主に、どのような目的で本セミナーにご参加されたのですか?
  • 造血器腫瘍の治療の最前線と新薬開発状況についての知識、情報収集を目的に参加された方が多いようですが、自己啓発目的で参加された方が大半でした。
    そのため、皆様とても知識の習得に意欲的で、質問も多く頂きました。
  • 今回なぜ、 「造血器腫瘍」をテーマを選ばれたのですか?
  • 造血器腫瘍、いわゆる血液がんは白血病や悪性リンパ腫などが知られていますがそれぞれがさらに病型別に細かく分類されていて区別や整理がつきにくいと言われています。また、ここ数年造血器腫瘍に対する新薬開発が進んでおり注目を集めています。このような状況と過去2回の参加者からのアンケート結果を併せて検討し「造血器腫瘍」をテーマに選びました。
  • セミナーの概要をお教えください。
  • 講演は造血器腫瘍の総論からお話しが始まり、悪性リンパ腫のお話へと進んでいきました。

    悪性リンパ腫の中で最も患者さんが多い「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL))の病態・検査・最新の治療に加え細胞起源による亜型分類を遺伝子レベルで詳しく解説して頂きました。その後、濾胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫について、またホジキンリンパ腫を中心とした悪性リンパ腫に対する免疫チェックポイント阻害薬の今後についてもお話し頂きました。

    さらに参加される方々から事前に募っておりました質問についてもご回答いただき2時間にわたる熱いご講演が終了致しました。

  • 4回目以降のセミナーの展開については、どのようにお考えですか?
  • 7月ごろを目途に第4回を実施できればと考えています。
    テーマは現在、検討中ですが候補として「プレシジョン・メディシン」「希少がんの新薬開発と治療戦略」「病理関連」などがあります。
    最終的には顧問の西條長宏先生と相談させて頂き決定したいと考えています。
  • アンケート結果を一部お見せします。

    セミナーの内容に関する評価:

    (次回以降のセミナーのテーマとして取り上げて欲しいものがありましたらご記入ください。)

    ・細胞治療の展望
    ・消化器がん
    ・乳がん、大腸がん
    ・遺伝子検査
    ・T細胞性リンパ腫
    ・膵臓がんに対する世界の薬剤開発(earlyも含めて)
    ・病理検体、標本に作り方や注意点なども含め実臨床での病理医の先生からの講演 等。

    インテリムでは今後も、医療に携わる皆様に最新のオンコロジー情報をご提供すべく、
    様々な形式のイベントを開催して参ります。
    ご意見、ご要望などございましたら、ご遠慮なく info@intellim.co.jp までメールをお送りください。

    ・第一回目のオンコロジーセミナーの様子はこちら
    ・第二回目のオンコロジーセミナーの様子はこちら


    2017年4月10日