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第2回 インテリム・オンコロジーセミナー~がん画像診断の実情~を開催しました。

さる10月28日(金)、製薬関連企業のオンコロジー関係者を対象とした「第2回インテリム・オンコロジーセミナー」を、インテリム東京オフィスにて開催いたしました。
この日のセミナーには、製薬企業などから約20名の方にご参加頂き、当社顧問の西條長宏先生司会のもと、国立がん研究センター中央病院の渡辺裕一先生に「ゼロから知りたい画像診断」というテーマで、ご講演頂きました。
セミナー参加者から寄せられた多くの質問に対して、渡辺先生に大変分かりやすい解説をいただき、参加者からは「難しい画像診断をやさしく丁寧に説明して頂き、詳細に学ぶことができた」、「日頃聞くことが出来ない先生の本音も知ることが出来てとても興味深かった」などの感想を聞くことが出来ました。

セミナー開催の目的は?

製薬関連企業に勤めておられる方は、周辺知識を深めるために、学会に参加し講演を聴く機会が多いと思います。
このインテリム・オンコロジーセミナーは、がん治療の最前線で活躍されている先生に、具体例を交えながら、臨床症例に基づいたお話しをして頂き、それらの情報を製薬・医療業界で働く方に参考として頂くことを目的としています。

このセミナーで先生に直接質問は出来ますか?

講師の先生との距離が近く、質疑応答の時間を十分に設けているため、日ごろ感じている疑問点などを、直接質問して解決することが出来る機会になると思います。
また、予め質問を募集することで、事前に講師の先生に閲覧して頂き、セミナーの中で詳しく解説していただけます。
今さら聞けないような基本的な質問でも、匿名で質問することも可能です。

講師の渡辺裕一(わたなべ ひろかず)先生とは?

現在は国立がん研究センター中央病院で放射線診断科の医長をされており、オンコロジー画像診断の最前線でご活躍されています。胸部画像診断を専門とし、臨床試験における治療効果判定にも取り組んでいます。
日本だけでなく、海外の学会でも要職を務められており、画像診断と治療効果判定に関して、日本の次世代の中枢を担う先生として注目されています。

今回「ゼロから知りたい画像診断」で渡辺先生が話された内容は?

がんや間質性肺炎を医師はどのようにしてCT・MRI・PETなどの画像で診断するのでしょうか?画像の読み解き方を「知識ゼロ」を前提に分かりやすく解説していただきました。例えば、境界が不明瞭で存在がよく分からない病変を「闇夜のカラス」に見立て、造影剤を使って「病変」を鮮明に浮かび上がらせる方法を紹介いただきました。また薬剤性肺炎が末期になった状態を「崩壊しているビル」と例えられました。比喩や説明が絶妙で、「知識ゼロ」でも十分に理解でき、思わず惹き込まれるようなご講演でした。

参加された方からコメント

  • ・大変参考になりました。病理診断、バイオマーカーの測定や実践的な内容があればまた参加したい。
  • ・次に取り上げていただきたいテーマとして、神経内分泌腫瘍、腫瘍マーカー、メラノーマ、非小細胞肺がん臨床検査値の読み取り方などを希望します。
  • ・難しさだけが残る内容になりがちなテーマで、聴講者を上手に引き込むような講演を聞かせて頂けました。
  • ・Dr同士のディスカッション形式のセミナーも見てみたい。
  • ・東京だけでなく全国各地(主要都市だけでも)で開催して頂きたい。

今後のインテリム・オンコロジーセミナーの方向性

オンコロジー領域におけるタイムリーなテーマを取り上げ、製薬企業様向けへの情報サービスビジネスとして、今後も定期的に開催させていただく予定です。
2016年11月10日