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ASCOに参加してきました!

ASCO(アスコ:American Society Clinical Oncology;米国臨床腫瘍学会)の年次総会が、5月30日から6月3日までの5日間の日程にてシカゴで開催されました。ASCOには、医師、研究者、製薬業界の関係者などが全世界から多数集結しますが、インテリムの社員も参加してきましたので、今号で少し触れさせていただきます。

ASCOとは?

ASCOは、AACR (American Association for Cancer Research;米国癌研究学会)の内科医メンバーによって1964年に設立されてから、徐々に大きな学会へと発展してきました。
現在では、全世界から数万人を超える参加があり、その多くは、医師をはじめ医療従事者や研究者が占めます。すべての癌腫における治療・予防に関する研究発表などが行われ、世界的に大きなトピックスがASCOで発表されるケースも少なくありません。当社顧問の西條先生は、過去にASCOの理事として活躍されておりました。
この開催期間中のシカゴの街は、ASCO専用の巡回バスが走ったり、街のいたるところにASCOの表示があり、ASCO一色となります。

ASCOの宣伝バルーン

オンコロジー開発部の部長が参加してきました

今年はシカゴのイリノイ州で開催されました

ポスター発表だけで2000演題もあり、その中から第Ⅰ相試験の発表を中心に、約70演題の発表現場に駆けつけました。毎日午前と午後でポスターが入れ替わり、さらに会場も広いので、駆け足で回りました。
発表内容を確認し、いろいろ説明を聞いている中で、アジア・日本での開発に興味のある製薬企業と名刺交換をしてきました。名前も知らないようなベンチャー企業も多く発表しており、アメリカの底知れない大きさを実感しました。日本もベンチャー企業がいっぱい立ち上がるような環境に早くなってほしいと思います。これからは、このような海外、国内のベンチャー企業がインテリムの顧客となることも多くなっていくことでしょう。

オンコロジー開発部のモニターも『Best of ASCO』に参加!最新のフィードバックを受けられます

オンコロジー開発部のモニターもBest of ASCOに参加しました。
Best of ASCO とは、オンコロジストやがん医療に関わる医療関係者を対象に、ASCOで発表された重要なトピックスを各分野のエキスパートがレビューして討論を行うというユニークな教育プログラムです。今年は神戸で2日間にわたって開催されました。
気が遠くなるほどたくさんの演題数の中から特に注目すべき演題が厳選され、2日間で最新の知見を得ることができる貴重な機会です。しかも各演題を紹介してくださるのは、その分野で名の知られた大先生ばかり。現地で発表された内容は勿論、そのセッションでどのような議論がされたかも紹介され、それらをふまえて更に白熱する先生方のディスカッションがとても魅力的で勉強になります。
Best of ASCO では、多岐にわたる分野の紹介がされました。専門外のDrにも分かるように、背景となる情報から紹介してくださることもあるので、これまでのモニタリング業務で触れたことがない分野の知識を吸収しやすい環境かも知れません。
実は今回、Best of ASCO の2日前に開催されたオンコロジー・スペシャリスト継続研修で、西條先生からASCOのトピックスをご教授いただきました。西條先生が選ばれたホットトピックの多くはBest of ASCOでも紹介されていたため、知識が新鮮なうちに出席できたことはとても幸運でした。当日の理解度が更に高まったと思います。こういった機会を得ることができるのは、オンコロジーモニターの大きな特典です。

インテリムのオンコロジー領域事業

オンコロジー領域のサービスに関しては、顧客向けのオンコロジー研修やコンサルティングサービスの導入からフルパッケージの治験のご依頼とフルサポートの流れが出来つつあり、オンコロジー=インテリムの得意分野、と言えるほどに伸びてきています。今期は国内外の実績を更に積み上げ、このオンコロジー領域を更に強化していきます。 そのための施策の一つとして欠かせないのが、担当社員一人一人のスキルアップです。インテリムでは、オンコロジー領域の基礎知識から主要な癌腫の専門知識までを約半年間かけて習得できるオンコロジー・スペシャリスト研修を実施しており、オンコロジー領域の専門性の高いCRAをプロジェクトにアサインできる環境を用意しています。オンコロジー領域の経験を積みたいと考えている方には、ぜひ積極的にチャレンジしていただきたいと思います。

会場のマコーミックプレイスから見えるミシガン湖

2014年8月10日