R:intellim

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社長インタビュー

2012年6月1日 インテリムの第8期がスタートしました。今月のR:intellimではインテリム 浮田社長に第8期のインテリムについて、インタビューした内容を掲載いたします。 第8期におけるインテリムの方向性、成長のポイントを見ていただくことで当社への理解をより深めて頂きたいと考えております。

Q 第8期が始まりました。今期のスローガンを教えてください。

A 第8期のスローガンは「Think Big, Keep It Simple, Move Fast 」としました。
社員数が増え、組織が拡大してくると社内に変な勘違いが芽生えやすくなると危機感を感じています。例えば、「これは自分の仕事ではない」と選り好みをする、中継地点が増え伝達スピードが遅くなる、情報量が増えすぎシステムが雑になる・・・等これらの事例は企業の成長を止める理由としてもよく知られていることです。
インテリムはあくまでもベンチャー企業としての独自の価値観を活かしつつ、何事にもスピーディーに小回りの利く組織であり続けたいと考えています。常に大局的な見地に立ち、クライアントの要望に対してシンプルかつ迅速に対応するという創業からの企業ポリシーをリマインドしたいと考え、創業期から常に頭においているこのスローガンにしました。

Q 前期を振り返って、第8期はどう変化していくのでしょうか?

A 第7期は、インテリムのブランド価値を高める為のあらゆる施策を打ち出し、実行し、成果につなげることが出来ました。
その中でも特に「オンコロジー開発部の立上げ」と「台湾オフィスの開設」は、「オンコロジー」と「グローバル」を今後の重要領域にしているインテリムにとって、第一歩を踏み出せた事例であるといえるでしょう。
今期は、第7期に立ち上げたこれらの施策を更に集中、深堀し、細部をつめる1年になるかと思います。

Q 柱の1つとなるインテリムのグローバル戦略について教えてください。

A 治験の国際化は、日本以外の国では急速に拡がって来ていますが、国内CROの国際化は海外CROと比較するとまだまだ遅れているといえます。
アジアを代表するグローバル創薬パートナーを目指している当社としても、ニーズが高まってきているアジアンスタディを受注し、実施していく為のインフラ整備を今期の重点課題としています。
先月、日本のCROとしては、インテリムが初めて台湾に進出を果たしました。
これに続き、当社のアジアンスタディ実施体制に関しては、前期から準備している他の計画もあり、遅くとも年内までには正式にアナウンス出来ると考えています。

Q 一方で国内市場に対してはどのようにお考えでしょうか?

A 国内外のCROは全体的にリソースが不足しているかと思います。グローバルCROはメガファーマのプリファードベンダーになっていることもあり、日本のクライアントの仕事を請けきれず断るケースが増えてきていると聞いています。
実際、大手CROに発注を想定していたプロジェクトが、急遽インテリムに依頼されるといったケースも増えてきており、その動きからも上記の流れは理解できます。
創業以来、ベンチャーである当社は、先行していたCROと比較した場合規模と実績面において、クライアントに対し100%の貢献が出来なかった事実は否めないと思っています。
しかしながら、現在は大手CROと比較しても価格、質、スピードにおいて当社が劣っている点はない、と言いたいと思います。
今期以降、ニーズの高まってきているオンコロジー領域に関しても、フルパッケージサービスを強化し、人財確保と育成を両立することで更なるクライアントへの貢献を果たしたいと考えています。

Q 最後に第8期の意気込みをお願いします。

A クライアントのニーズは、フルパッケージが標準化してきていると感じています。
インテリムは、フルパッケージサービスを強化する一方、DM・STAT・監査部門も単独で業務が請け負える体制を強化しています。
また、同様のサービスをアジア地域においても展開していく予定です。
今まで日本のクライアントは、大手志向で、選択肢が限られている為に質や価格に目をつぶってでも授業料と割り切ってグローバルCROに委託してきた面があるかと思います。
インテリムが他社と比較して最も評価され支持されている点は、スピードと質であると考えています。
従来のサービスにグローバル対応を加える事により、日本発のグローバルCROに更に一歩近づく、第8期にしたいと考えています。
引き続き、多大なるご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

2012年6月10日