R:intellim

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オンコロジーケア専門ユニットについて

2011年12月にオンコロジー開発部が新設されました。今月のR:intellimでは新設されたオンコロジー開発部の部長にインタビューし今後の部の方向性、他社に無い特徴についてお伝えさせていただきます。

オンコロジー領域にもグローバル化の流れ

今まで携わってきた、オンコロジー領域の開発と経歴について教えてください

30年以上にわたり内資系製薬会社で抗がん剤を中心とした臨床開発に携わってきました。したがってGCP以前も以降も経験したことになります。
国内での経験から始まり、過半の期間をヨーロッパ(ドイツ、イギリス)で過ごして欧州での開発および欧米共同治験といった経験を積んできました。当初はcytotoxicな抗がん剤の開発がメインでしたが、時代の流れに乗って直近では低分子、および抗体の分子標的薬も手がけました。

今までの経験を踏まえ、今後オンコロジー領域の動向はどの様になっていくと考えますか?

分子標的薬の隆盛と個別化治療への方向性は当分変わらないと思います。また欧米とのドラッグラグはグローバル治験を通じて徐々にではあるが解消されていくと思います。

上記の今後の動向を踏まえ、インテリムのオンコロジー開発部はどのようにニーズに対応してゆくのですか?

アジア地域でのグローバル治験というニーズに対応するため、体制の整備が進められています。しかしながらもっとも大切なのは実際に組織運用にあたるヒトであり、最も高いニーズは専門性と意識レベルの高い人財を持つ組織にあると考えています。つまり、組織のオンコロジー開発レベルを業界トップにすることです。

オンコロジー開発レベルを業界トップに

部署のオンコロジー開発レベルを業界トップのプロフェッショナル集団にと掲げていますが、それに対する具体的施策について教えてください

オンコロジーCRA認定制度が具体的な社内施策としてあげられますが、それに加え実務経験が重要な要素だと思います。研修生の多くはすでにがん領域での経験を持っていますが、認定者を抗がん剤プロジェクトに積極的にアサインして実務経験をさらに重ねることによって目標に近づくことができると思います。

「オンコロジーCRA認定定制度」についてはニュースリリースや日刊薬業などで取り上げられて以来、業界でも話題になっていますが進捗について教えてください

現在第1期生の研修が最終段階に入っています。本年2~3月にかけて社内の試験を実施、最終的には西條先生による口頭試問を受けて認定を受けるところまできています。
また第2期生の募集にも多数の経験CRAからの応募があります。

業界屈指のチームに!

現在受講しているメンバーにはどのようなCRAとなることを期待していますか?

オンコロジストと対等に話ができるような質の高いCRAを目指し、クライアントからリスペクトされるようになってほしいと思います。

インテリムのオンコロジー開発部の一番の強みについて教えてください

抗がん剤開発経験が長く、コアとなりうる人財が複数在籍することです。
オンコロジー専門部署を立ち上げたことによって社内での方向性をはっきりと示せたと思っています。認定制度への応募者数も予想以上で業界で屈指のチームを作り上げることができると考えています。

2012年2月10日