R:intellim

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オンコロジーCRA認定資格者に聞く!

2012年4月 インテリムとして初となる『オンコロジーCRA認定制度』の授与式が大阪本社・東京支社で行われました。第1期生の修了者は、東阪合わせて計11名。
今回のR:intellimでは、第1期生の皆様にお集まり頂き、オンコロジー認定CRA制度に関し、語って頂いた内容を掲載いたします。
インテリムCRAの“汗と涙と熱い想い”に触れてみて下さい。

オンコロジーCRA認定制度への応募動機は?

司会:
本日はモニター業務のお忙しい中、お集まり頂きありがとうございます。まず最初にお伺いしたいのですが、なぜ、オンコロジーCRA認定制度に応募されようと思ったのですか? その理由を教えてください。
IW:
私は手術室看護師として勤務していた時がありました。外科的治療を通してがん患者さんと関わる機会がありましたが、何もすることが出来ない症例があり、悔しい気持ちになったことを今も鮮明に覚えています。がんの患者さんに貢献したい気持ちはずっと持っていたため、モニターとしてがんの治療に貢献したい気持ちで応募しました。
司会:
看護師時代の気持ちを今でも持ち続けておられるのですね。Mさんはいかがですか?
M:
肝細胞がんの試験を担当しているときにオンコロジーCRA認定制度の案内がきたので、今後の業務に役立つのではと思い応募しました。
司会:
なるほど。当時の業務に直結されていたのですね。ところで、抗がん剤の開発経験のない方はこの中にいらっしゃるのですか?
(何名か手が挙がる)
IJ:
私は抗がん剤の試験にトライしたかったので応募しました。特に、血液がんは私がモニターを志望した動機にもなっているので、インテリムでいつか絶対に携わりたい領域です。
司会:
皆さん、いろいろな動機から応募されていることが分かりました。その中で共通しているのは皆さんの応募理由にいろいろな『想い』があることではないでしょうか。皆さんの人生の一端を見ることができたようで感銘しました。

研修について

司会:
次の質問です。6ヶ月間の研修の中で難しいと感じられたことと、勉強になったことについて、それぞれお聞かせください。
K:
スケジュールの調整には本当に苦労しました。週1回のトレーニングは大変でしたが、自宅でも勉強し補いました。また、当社には、オンコロジー領域を経験されている先輩・上司の方が多く、現場の体験談を聞けたことは非常に良かったです。
司会:
そうでしょうね。毎週夜遅くまで講義を受けておられましたよね。Sさんは抗がん剤の治験を担当をされているとのことですが、いかがでしたか?
S:
私は、抗がん剤の中でも分子標的薬の試験を担当していたため、基礎中の基礎である化学療法に関する講義も十分に参考になりました。治験に携わった経験があっても難しいと感じる研修はあり、私はどの研修も興味深く受講することが出来ました。
IJ:
私は通常の試験とは全く違うことが勉強になりました(評価の方法、解析の手法によって結果の解釈が異なることなど)。経験者からの講義やグローバルでの実施内容を共有できたことで、通常の試験とは目指している方向性が違うことがよく分かり、毎回講義が刺激的でした。その結果、今後必要なスキルも、より明確になりました。

オンコロジーCRA認定を受けた今のお気持ちは?

司会:
次にオンコロジーCRA認定制度を修了された率直な今のお気持ちを聞かせてください。
一同:
正直、ほっとしました。特に口頭試問前はすごく緊張しました。「自分だけ落ちたらどうしよう」と思っていました。
M:
西條先生の口頭試問の前、周りにすごくプレッシャーをかけられて・・・。口頭試問前はめちゃめちゃ緊張しました・・・。自分だけ落ちたらどうしよう・・・とか思っていました。
司会:
無事合格されてよかったですね。ところで皆さんの次なる目標を聞かせてください!
M:
まだまだ知識は浅いので、今後も引き続き自己学習や継続研修を通じて、さらにがん領域の知識を広げていきたいです。
S:
抗がん剤のグローバル試験を担当したいと思っています。
K:
私もはやくがん領域の治験に参画してオンコロジーCRAとして成長していきたいと思います。
IJ:
認定されたからといって、ここで終了ではなく、オンコロジー領域の臨床試験を実際に担当して、実績を作らなければ、胸をはってオンコロジーCRAとはいえないと思っています。今は、まだ研修生のつもりで日々勉強を怠ることなく、いつでも担当できる体制でいることが肝心だと思っています。
司会:
皆さんの熱い気持ちが伝わってきます。皆さんの想いをお聞きでき、これからのインテリムがますます楽しみです!

第1期生から第2期生へのメッセージ

司会:
最後に現在受講中の第2期生に一言メッセージをお願いします。
K:
がんの基礎知識を学ぶ場として本ユニットに参加して本当に良かったと思っています。未経験の者でも(何とか)修了できましたので、皆さん忙しい中スケジュール調整等大変だと思いますが、最後まで頑張ってください。応援しています。
IJ:
未経験の自分が偉そうにいえる立場ではありませんが、抗がん剤の試験は、ほぼグローバル試験であることから、認定資格制度の勉強だけではなく、英語の能力は必須だと思います。また、やってみた経験から、未経験の方であれば、まずは興味あるがん種から攻めてみるのもよいと思います。
M:
自己学習では、わかったつもりで終わってしまいがちですが、理解度テストやメンバーとのディスカッションにより理解を深めることでできると思います。業務との両立は大変ですが、頑張ってください。
司会:
みなさん、お忙しい中ご協力ありがとうございました。

合格者へのメッセージ

西條先生から

半年間の研修、ご苦労さまでした。みなさんが中心となってオンコロジー領域の治験をさらにレベルアップしてもらいたいと思います。抗がん剤の新薬は患者さんにとっても大きな希望です。その希望の種をまくことのできる、そんな臨床開発モニターになってもらいたいと思っています。引き続き頑張ってください。

オンコロジー開発部から

株式会社インテリムでは、オンコロジー認定資格制度を中心として、臨床開発モニターの知識・技量を上げる研修制度の充実を図っています。制度を作るだけではなく、インタビューにもあったように臨床開発モニターの志も上げることができるような、スキルと人間性を向上できる、そんなオンコロジー研修制度の構築を目指しています。

2012年5月10日